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学ぶ意味合いとは①(3回シリーズ)

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学ぶ意味合いとは①(3回シリーズ)~「安岡正篤 心に残る言葉(致知出版社CD)」より~

学ぶ意味合いとは①(3回シリーズ)~「安岡正篤 心に残る言葉(致知出版社CD)」より~

2022/06/15

「安岡正篤<注> 心に残る言葉」(致知出版社CD)を聴いて自分なりにまとめたものを、今回から3回に渡りお伝えしていきます。

 

なぜ学びが必要か?

 

①順逆を超えること

 

順境な時も、逆境な時も越えてゆくために学ぶ。

順境が先にきているのには意味がある。順境な時ほど気を付けなければならない。

 

順境な時、うまくいっているとき人は、5つのリスクを抱える。

 

1.甘え 2.うぬぼれ 3.おごり 4.慢心 5.マンネリ

 

こうならないために学ぶのだと言っています。

 

逆境の時も、ダメな状況に陥ったときにすぐにへこまないために学ぶ。

 

『客気』という言葉がある。これは普通に辞書を引くと、「物事にはせる心」「血気」といった訳が出てきますが、安岡正篤は客気をいい時は元気だけど、ちょっとダメになるとすぐにへこんでしまう人のことだと言いました。客というのは好きな時に来て、好きな時に帰ってゆくから客気というのだという解釈。だからそれではダメで、元の気(もとのき)、元気を身につけなければいけない、という話をしています。

 

元気、つまりいい時も悪い時も元気でいられる自分でいることが大事。そうなるためには学ばなければなれない、と言っています。

 

難しいことをいろいろ学んで、自分は何でも知っている、他の人は無知でダメだ、なんて考えるような学びは必要ない。自分の生活や仕事に活かせる学びをしなければならない。そして学んだら、そのまま悦に入っているのではなく、その学びを他の人に教えてあげることが大事である。と同時にその学びをもっと進化させるように努力を続けることが大事であると言っています。

 

<注>安岡正篤 やすおか まさひろ (1898-1983)…日本の易学者、哲学者、思想家。東京帝国大学法学部政治学科卒業。1927年(財)金鶏学院、1931年日本農士学校を設立、東洋思想の研究と後進の育成に力を注ぎ、戦後は政財界のリーダーの啓発・教化に努めた。佐藤栄作首相、中曽根康弘首相ら、昭和歴代首相の指南役となり、さらには三菱グループ、東京電力、住友グループ、近鉄グループ等々、昭和を代表する多くの財界人に師と仰がれた。

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